2017年3月21日 (火)

第58回日本植物生理学会年会にて最優秀賞

3月18日、鹿児島大学郡元キャンパスにて、高校生生物研究発表会がありました。住吉高校が出場し、ポスター名「アブラナ科植物の化学生態」が全32本のうち、上位5本だけに選ばれる最優秀賞を受賞しました。
選出された理由として、実験方法がよく練られている、植物と生物の相互の関係性が実験で示されている、などがありました。その他のアドバイスもしてくださり、生徒たちはより良いものにしようと熱心に耳を傾けていました。
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2016年12月 6日 (火)

KMEW株式会社 堺工場見学会 (12月1日)

先日(12月1日 木曜日)、一部の本校教員でKMEW株式会社様の堺工場を見学させていただきました。

学校教育とは異なる現場を見学することで個々の視野を広げ、教育力の更なる研鑽を図るために企画致しました。

 

KMEW株式会社 堺工場様は、外壁材製造の大手の会社の製造工場で、日々多種の外壁材をラインによる24時間操業で製造されています。

工場到着後、まず会社と堺工場についてのご説明を受け、へルメットを被って操業中の工場を見学致しました。資源や端材を再利用して材料を有効活用し、排出水を制御することで、環境保全を重視されていました。

また、5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)が徹底されており、安全第一で工場の操業をされていました。

質疑応答でも多くの質問に1つ1つ丁寧に答えてくださりました。

 

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個々の教員が持つ「情報の引き出し」を増やして、学校教育に還元してまいります。

KMEW株式会社 堺工場のスタッフの皆様、大変お忙しい中、工場見学にかかるご説明やご案内をしてくださり、誠にありがとうございました。

 

(生物科 上田)

2016年10月25日 (火)

10/23 科学の甲子園大阪府大会に出場しました。

 サイエンスディの翌日となる10/23日(日)、「第6回 科学の甲子園大阪府大会」が行われました。住高は、総合科学科2年生6人による「ドリームチーム」を結成し出場しました。

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  午前中はチーム全員による筆記試験(物理・化学・生物・地学・数学・情報)、午後からは3人ずつに分かれて実技競技(物理・化学)に挑みました。

  (筆記試験)

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  出場校は22校。主に大阪府下のSSH校を中心に、公立、私立の名だたる高校が一堂に会して競いあいました。住吉ドリームチームは連携の力を発揮して、よく頑張りました。

 

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 (実技試験:化学)

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 (実技試験:物理)

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 総合成績8位までの入賞は惜しくも逃しましたが,実技競技(物理)の製作課題であるトラス構造物(=三角形の骨組み構造体)の耐荷重試験において、見事7位となりました。

 

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 ちなみに8位までの総合順位は,星光学院(優勝)、北野、三国ヶ丘、天王寺、清風南海、桃山、四條畷、咲くやこの花でした。参加した選手生徒にとって、大いに刺激を受け、貴重な体験をした一日でした。

  (化学:兼田)

2016年9月16日 (金)

三菱重工業研修

9月12日(月)の代休を利用して、

本校OBである清田氏の紹介により

三菱重工業株式会社 名古屋航空宇宙システム製作所 複合材主翼センターでの研修に行ってきました。

生徒は総合科学科2年生の課題研究「紙飛行機班」3グループで計14名が参加しました。

生徒たちは技術者の方々の働かれている姿に大いに刺激を受け、巨大な工場の様子に興奮を隠しきれない様子でした。

また、ご生徒たちの小さな疑問や課題研究に対する質問にも真摯にお答えいただき、

生徒たちは課題研究への意欲をさらに強めていました。

本校OBである清田様、三菱重工業株式会社 寺尾様をはじめとしまして技術者の方々におかれましては、

お忙しい中、本研修にご尽力いただきましてありがとうございました。

心よりお礼申し上げますとともに、今後も本校の教育活動にお力添えいただけますようよろしくお願いいたします。

文責 福田

2016年8月29日 (月)

日本進化学会 第18回東京大会 『みんなのジュニア進化学』  (8月27日)

 8月27日(土)に、全国の高校生や大学生、大学院生が集まって、東京工業大学にてポスター発表が開催されました。本校のSS科学Ⅲ「アブラナ班」も、本大会に参加しました。

ポスタータイトルは『アブラナ科植物の化学生態』で、ダイコンなどのアブラナ科植物が合成するITC(イソチオシアネート)が、その植物を捕食するアオムシなどの動物にどのような影響があるかといった内容でした。

 

 

 大阪から遠く離れた東京で、長時間の移動も含めて朝から1日中、生徒はよく頑張ってくれていました。

来場者の方々にも、IPadを使いながら丁寧に説明しており、質問にも1つ1つ答えていました。

 会場は大盛況で、本校のポスターの前のみならず、すべての参加校のポスター前も大変賑わっていました。

他の高校の発表も、目的を明確に持ち、目的に向けてよく研究が練られた素晴らしいものばかりでした。

 

 科学研究のポスター発表というものは、大学生や大学院生、また研究者がするというイメージがあります。

ところが、ポスター発表の場に立つことができる人は、決して研究に関わる人全員ではなく、優れた研究や新しい発見をした人だけです。

つまり、高校生がその場に混じってポスター発表をするということは、大変貴重な機会を頂いていると言えます。

 ポスター発表に至るまで、研究はもちろんまとめも大変なことが数多くあったと思いますが、その過程で学んだことを、これからの生活で生かしてくれることを願っています。

 1日中、お疲れ様でした。

 

 

(生物科 上田)

市大理科セミナー (8月26日)

 大阪市の南に位置する大阪市立大学にて、8月26日(金)に 「市大理科セミナー」 が開催されました。

このセミナーは、大阪市立大学大学院理学研究科の先生方が、理科の4科目(生物・地学・化学・物理)について講座(全6講座)を設けて高校生も取り組めるような実験・実習を行っているものです。

本校の総合科学科1学年の生徒全員が、6講座のうち希望するものに分かれて受講しました。

本年度の理科セミナーの講座タイトルは次の通りです。

 LEDの性質を調べよう (物理)

② 身の回りにある色素の謎を探る―天然色素の単離とフェノールフタレインの合成 (化学)

③ 果物の香りを作ろう (化学)

④ リズムを刻む不思議な化学反応 (化学)

⑤ 遺伝子解析によるタンポポの雑種判定 (生物)

⑥ 偏光で見る自然 (地学)

 

 私、上田はの講座を見学していました。タンポポの種類や雑種について先生にお話ししていただいた後、DNAの性質やPCR法、電気泳動法についての説明がありました。その後、段階的に実験を進めました。

高校ではあまり見かけない「ピペットマン」という器具に慣れることが難しそうでした。また、電気泳動に関する作業も初めてで、ウェル(寒天に空いている穴)にDNA入りの液体を注入する作業も苦戦していました。

初めてづくしの実験で、生徒も刺激にあふれた時間を過ごせたことと思います。

 

 

 必要に応じて白衣を着用して、講義を聞きながら実験を進めました。大学の大実験室内    で行う、専門的な実験器具を使いながらの実験により、大学生の気分を少し味わえたのではないでしょうか。

 

 大学に進学するためには、高校で学ぶことをコツコツと身につけておく必要があります。3年生になって慌てて受験勉強を始めるとなると各自の負担が大きくなりますので、1年生のうちから「今、学習していること」を復習して身につけていきましょう。

 

(生物科 上田)

2016年8月24日 (水)

住友大阪セメント・コンクリート研究所訪問

8月5日の金曜日に、住友大阪セメント・コンクリート研究所を訪問しました。
課題研究で、セメントやコンクリートをテーマにしているグループの研究活動に活かすためです。

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まず、セメントやコンクリートについての講義をしていただきました。

セメントやコンクリートは塗った(?)後、「乾かし」ていると皆さんお考えでしょうか。

あれは、実は「反応させ」ているのだそうです。

化学反応を進めるためには水が必要なので、むしろ濡れていた方が硬くなるとのことでした。

講義ののち、実際にコンクリートをこねるところを見るせていただき、その後体験もさせていただきました。

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こねているのは、住高の生徒です。

配合により、粘土が大きく変わります。作業内容により、配合を変えたり薬品を追加したりするそうです。

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コンクリートブロックに圧力をかけて、どこまで耐えられるのかという実験も見せていただきました。

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上の写真はコンクリートがむき出しですが、もっと硬い物は周りに覆いをつけて破片が飛び散らないようにして実験していました。割れるときには轟音が響きました。

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2種類のコンクリートの違いは、作ってからの時間のみ!コンクリートの反応は非常にゆっくり進み、数か月(場合によっては1年以上)をかけて徐々に硬くなっていくとのことです。

他にも、研究所内を色々と案内していただきました。

最後に、生徒の研究内容を聞いていただきアドバイスをいただきました。

知っているようで知らないセメントやコンクリートのことが少しだけわかり、私にとっても非常に有意義な一日でした。生徒の研究も、今日の見学を機により発展することを期待しています。

(文責:加藤)

2016年8月22日 (月)

サイエンスフェスタ大阪大会 (8月20・21日)

 本校サイエンス部の生徒が、ハービスHALLにて実施された「サイエンスフェスタ大阪大会」にステージ出演しました。

このイベントは8月の20日(土)と21日(日)の2日連続で実施され、高校生や大学生、またさまざまな社会的団体がブース出展やステージ出演をしました。

 本校は、「ネオジム磁石の磁力の強さを実感しよう!」というテーマでステージにて演示実験を行いました。ネオジム磁石は非常に強い磁力を持っています。その特性を利用した実験をできないだろうかとサイエンス部の生徒は試行錯誤を重ねて、大きく分けて①~④の4種類の実験を準備してくれました。

① 酸素入りシャボン玉にネオジム磁石を近づける

② トマトにネオジム磁石を近づける

③ アルミパイプの中にネオジム磁石を落とす

④ ガウス加速器

 

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 4つとも「へぇそうなんだ!!」と驚くような実験で、「なぜ?」をうまく引き出すような内容でした。

この「なぜ?」にあたる物理的な原理は、高校の授業で学習したり調べて分かるものですが、いざその原理を利用して実験しようとするとなかなか難しい面もあります。逆に、実験に対してなぜそのような現象が起こるのかを考えることも、あまり単純にはいきません。

 予備実験を重ねて、演出方法も考えてステージで発表できるようにするまでには、ずいぶん時間がかかったと思いますが、ステージ出演が無事成功したのは生徒の努力の結果の表れです。

これからも、科学の現象に対する「なぜ?」を大切にして、課題の解決に向けて科学に関わる者としての倫理観と科学的視点をもって、実験観察を進めてもらえたらいいなと思います。

 

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 最後に、本校のステージにご来場してくださった皆様にお礼を申し上げます。

ありがとうございました。

 

 

(生物科 上田)

2016年8月 9日 (火)

8/5 植物生態学実習 (市大附属植物園)

 大阪府の北部に位置する交野市の私市(きさいち)には、大阪市立大学が所有する植物園があります。その植物園で、本校新企画として8月5日(金)に植物生態学実習を行いました。

本植物園は大阪市立大学の教育研究施設ですが、有料で一般公開もされています。

植物園の一角には研究棟があり、「植物進化適応学研究室」としてさまざまな研究が日々なされています。

 今回は研究棟内にも入らせていただき、講義室でガイダンス(兼 休憩室)を行いました。

 

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 本実習では、大きく2つの内容を取り組みました。

① vertexを利用した樹高測定

② 植物園内ツアー

 

 まずvertexという樹高測定用の機械を使って、園内の樹木数本の樹高測定の練習をしました。この機械は森林の専門家が使うような機械で、なかなか私たちはこのような機会に触れられませんが、今回はvertexをお借りできて、実際に使うことで専門家のような気分を少し味わってもらいました。(実は結構難しいのです)

 

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 次に園内ツアーと称して、植物園内の一部を歩いて実際に植物を観察しながら、植物の形態と分類について学んでもらいました。他にも、生物の進化や、私たちの生活と植物の関わりなどについても簡単に触れました。

 次の写真は、「メタセコイアとセコイアの形態による分類」の実習です。メタセコイアとセコイアは、一見よく似ていますが(種名も似ている)、葉の付き方や幹の感触に相違点があります。ちなみに、メタセコイアは 「生きている化石」 と呼ばれていて、太古の生物に近い特徴を現代まで保っている生物の例として有名です。

 

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 植物園自体は東京ドーム5.4個分もある広大な敷地を誇っておりますが、今回の実習では残念ながら、時間の都合でほんの一部しか見て回ることができませんでした。

 秋の植物園では、樹々の葉が赤や黄色など鮮やかに変化し、夏とは一変した姿になるので、是非秋の美しい植物園に足を運んでもらえたらいいなと思います。その際に、今回行けなかったエリアも見てもらえたら幸いです。

 

 本実習は、学問的な観点から言えば、植物の形態や分類などを含んだ植物生態学について学んで考えるきっかけとなることを目的としていました。あわせて、生物の進化や、植物と人間生活の互助性についても視野を広げること、また 「園芸観賞植物が多く植わっている」 という植物園の固定化されたイメージを覆すこともその目的には含まれています。

 

 このような目的がありましたが、その根底にあるテーマは 「自然に触れる」 でした。大阪という大都会に住んでいる生徒にとって、自然に囲まれる機会はなかなかありません。

植物を観察しながら、足元を飛び交うバッタやカエルなどの小動物を見つけて盛り上がる生徒の姿は、どこか輝いていて自然体であるように感じました。

 自然の中に身を置くことで、自然はあって当たり前のものではなく、人が自然界に生きる生物の一員として自然と共存することの課題や大切さの片鱗を感じ取ってほしいと願っています。

 

 

 最後になりましたが、本実習の実施に際してご協力くださった、

大阪市立大学理学部附属植物園の園長先生をはじめとする研究室の先生やスタッフの皆様に、

御礼を申し上げます。

 

(生物科  上田)

2016年7月22日 (金)

つくば研修 3日目(最終日)

本日も生徒の感想を中心にお伝えします。

【国立天文台】
4D2Uのプラネタリウムは初体験で、とてもわくわくした。全体的に内容は少し難しいと感じたが、これからもっと学び、今日教えていただいたことを理解できるようにしたい。なぜ重力波について研究しようと思ったのか気になった。私もそのような発想力を身につけたいと思った。
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【全体を通して】
今回の研修には自ら応募して参加しましたが、来て本当に良かったなと思いました。全体を通じて、普段では体験できないことがたくさん盛り込まれていて、貴重な時間を過ごせたと思うし、とても楽しい企画ばかりでよい思い出となりました。
科学に興味があって住吉高校の総合科学科に入って、この研修に参加しましたが、これまで以上に科学が好きになりました。
また多くのOBの方に案内をしていただき、住高っていいなと思うこともできました。専門家の方としてだけではなく、先輩としていいことをたくさん教えていただけました。今回の研修での体験を、ぜひこれからに生かしたいと思います。
(以上、生徒感想)


今回の研修の中で印象的だったのは、生徒たちの笑顔でした。「楽しんで学ぶ」という住吉高校のモットーを体現していたと思います。
またこの研修の実施にあたり、筑波大学の松田先生、東京大学の生田先生、国立天文台の郷田先生はじめ多くの関東在住のOBの皆さんの存在は欠かせないものであると感じました。
訪れた各施設のスタッフの方々の熱心な説明も印象に残りましたし、JSTの皆様・住吉高校SSH運営指導委員の皆様をはじめ多くの方々の助言・サポートも大きな力となりました。
今回のつくば研修では、生徒たちの「学び」への熱意と、各機関の皆さんの「科学教育」への熱意が一体化する場面を何度も見ることができたのが印象的でした。そのような研修の企画・実施に携わることができ、たいへん感謝しています。
(理科・情報科 木村)

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